トレーニング時間の短縮を考える

トレーニング時間の短縮を考える

忙しい日々の中でもトレーニングが続けられるように

物理的な時間の長さと心的な時間の長さの違いに初めて気づいたのは、小学校2年生の夏休みのことでした。去年の夏休みは永遠に続くかのように長かったのに今年の夏休みは短いじゃないかと思ったのを覚えています。それから半世紀が経った今、夏休みどころか、1年があっという間に過ぎています。そんな矢のように過ぎ去る時間ですから、1分1秒も大切にしたい。特に、筋トレが好きな訳ではなく、できれば運動なんて避けて通れるものなら避けて通りたい私にとって、筋トレに費やす時間は少なければ少ない方がいい。そんな風に思っています。私のような、ヘタレでなくても、仕事が忙しくてトレーニング時間が十分確保できない方もいらっしゃると思います。そんな方でも無理なく運動が続けるためには、トレーニング時間の短縮が最重要課題かもしれません。

時短トレーニングの本

最短時間で最大効果! 筋力トレーニングの時間短縮プログラム 石井 直方(著)は、そんな多忙なトレーニーや私のようなヘタレにはピッタリな本ではないかと読んでみました。本の内容は、初心者向けではなく、ある程度筋トレを行ったことのある人が対象でしょう。どうやったらトレーニング時間の短縮を図れるか考えるのは、今までトレーニング経験が無ければ難しいので当然と言えば当然です。自宅を想定したダンベルでのトレーニングとジムを想定したマシンのトレーニングの2つを取り上げてあります。

筋肉研究の権威、石井先生の著書だけあって、嘘やまやかしがない事が好感が持てます。そのひとつが、自宅トレーニングにダンベルだけではなく、ベンチを用意するように提案していることです。書籍として販売するためには、できるだけ多くの人に読んでもらう必要があります。そのため、内容も誰もが簡単にできるものを紹介することが多くなります。自重トレーニングの本がたくさん発行されていますが、自分の体重だけなら何の準備も必要ないので本も手に取ってもらいやすいでしょう。しかし、こちらの本は、本を買った上に最低でもダンベルとベンチを用意するように言っているのです。なかなか、最初からハードルが上がってしまっています。しかし、自重トレーニングだけで効果を上げていくのは難しいと正直に書いているとも言える訳で、売らんがために、無理やり自重トレーニングに当てはめたりしている本とは違います。

筋トレはそこそこしんどい、時短をするにはさらにしんどい

この本のもうひとつの特徴は、筋トレがしんどいという当たり前のことを堂々と書いてあることです。そして、そのしんどいトレーニングを短時間で切り上げようとするとさらにしんどいことがわかります。基本はインターバルを無くすかできるだけ少なくすることですが、そのための運動の組み合わせを丁寧に説明してあります。時間が短くなっても効果が出なかったら本末転倒ですが、時間を短くしながら効果も出る内容でしょう。ただ、この本に書かれているような種目とセット数を「通常の方法で行ってきた人は」という条件が付くでしょう。

内容よりもハードなトレーニングを行っている人は、自分流にアレンジする必要がありますし、内容が高度だと感じる人は、トレーニング経験がそもそも少ないので、時短をしようとすると余計に負担に思うかもしれません。ともかく、できそうなことから自分のトレーニングに取り入れていくというやり方がいいでしょう。私も、この本の内容を真似て自身のトレーニング時間の短縮を図っているところです。

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