スメルハラスメント

スメルハラスメント漫画
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スメルハラスメント

フィットネスクラブはスメルハラスメントの温床か?

まずは漫画をご覧ください。

スメルハラスメント

悪臭を身にまとったトレーニー

気持ち悪い臭いを身にまとってトレーニングしている人がいます。半径1m内にでも近づこうものなら、胸が悪くなるような悪臭が鼻を突きます。吐き気をもよおすような強烈な臭気です。おそらく、汗で半分色が変わったトレーニングウェアや首に巻いたタオルから発せられているのでしょう。こういう人がいるのは、フィットネスクラブあるあるかも知れません。

時々その人とフィットネスクラブで同時刻にトレーニングすることがあります。生活パターンが似ているのでしょうか、数回に1度は一緒になります。もちろん、相手は私がその人の臭いを嫌がっていることなど知りませんから、何とも思っていないでしょうが、、、。その人が目の前を通り過ぎる時、空気が動いて自分の方に流れてきます。何度かその時に嗅いでしまう絶望的な臭いに懲りているので、最近では自然と息を止めるようになりました。その人の使った後のマシンは臭気のバリアに包まれているような気がして、しばらく経ってからしか近づけません。それだけ凄い臭いなのに、本人は気付かないのでしょうか。もちろん、この臭いは体臭のことではありません。体臭なら自身で気付かないのは仕方ありません。しかし、これは体臭の話ではなく、洗っていない衣服の中で増えに増えた、雑菌が放つ臭いの話です。

汗は無臭なのに

筋トレにしても、心肺トレーニングにしても汗をかくことは避けられません。汗をかいたらそれをそのまま、個人ロッカーにいれっぱにしにしないで、持って帰って洗って欲しい。おそらく、めったに洗わないからそんなことになるのでしょうし、そこまで臭くなったら、普通に洗濯しても臭いはとれません。

そもそも、汗が悪臭を放っている訳ではありません。汗は無臭ですが、それに雑菌が繁殖して嫌な臭いを出すようになります。しかも、湿ったままの状態が長く続くのは、雑菌を培養しているようなものです。次のトレーニングまで、汗をかいた衣服をロッカーに放り込んでおくなんてもってのほかです。しかも、次のトレーニングでさらに汗で湿らせて、またロッカーに入れるということを繰り返せは、臭わないなんてことはあり得ません。自宅トレーニングというならまだしも、フィットネスクラブという多くの人たちが利用する場所なのですから、臭いにもある程度は気を配っていただきたいものです。度が過ぎる臭いはスメルハラスメントと言えるのではないでしょうか。

自分も人の事を言える立場ではない

そんなことを言っている私も気を付けなければなりません。ウェアやタオルは毎回持って帰っているものの、シューズやトレーニングベルト、グローブはロッカーに置いたままにしていることが多いからです。毎回洗うようなものでもないので、(清潔好きな方からは、毎回洗えよとお叱りをうけそうですが、、、)タイミングの取り方が難しいのです。ただ、ちょっと危ないかなと思う、もしくはまだ大丈夫と思うあたりで洗うようにしないとダメだというのは学びました。ウェアであれ、ベルトであれ臭い始めるということは、ビックリするぐらい雑菌が増えているということです。それを次まで放置すると恐ろしい事になります。

これは倍々計算でも実感できます。たとえば、1分で倍に増殖する能力を持つ菌が1個いた場合、約1000個に増えるのに10分かかりますが、次の10分では約100万個に増え、その次の10分では約10億個に増えています。つまり、少ない時の増え方は緩やかでも、数が多くなったら爆発的に増えていくことになります。

こうして文章を書いている自分自身が恐ろしくなってきました。潔癖過ぎると別の意味で問題だと思いますが、洗濯を怠って人に嫌な思いをさせることのないように気を付けたいと思います。